NFT詐欺(スキャム)対策8選 詐欺の事例と対策をくわしく解説

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この記事で解決できるお悩み
編集長

こんなお悩みを解決する記事を書きました。

本記事の信頼性

筆者は実際にNFTホルダーであり、日々Twitter、Discordなどから情報収集をしています。その実体験と見聞きした情報をもとに本記事を執筆しております。

NFTの詐欺(スキャム)はNFT関連の偽サイトやフィッシングを通じて行われる詐欺行為です。

実例と対策を知っておけば、被害にあう可能性を大きく下げることができます。

この記事を読むことでNFTの詐欺で被害にあう可能性が下がり、新たな手口が出てきたときに「これは怪しいな」という感覚が身につきます。

まず、大前提からいうと、『おいしい話はない』ということです。

NFTは何でもかんでも持っておけば儲かるというものはないので、『おいしい話』に飛びつかず『安全かどうか』を必ず確認するようにしてください。

はじめに結論からいうと以下の対策をしておく必要があります。

NFT詐欺(スキャム)対策
  • X(Twitter)のDM設定
  • DiscordのDM設定
  • シークレットリカバリーフレーズを教えない
  • 公式サイトであることを確認する
  • 偽コレクションから買わない
  • 得体のしれないNFTは無視
  • 詐欺目的のプロジェクトがあることを知る
  • フリーWiFiを使わない
編集長

NFTの詐欺(スキャム)の実際の例と対策は順番に説明していきますね

目次

NFTとは?

そもそもNFTとは
(読み飛ばしたい方はこちらから)

NFTは『Non-Fungible Token』の略で非代替性トークンと呼ばれています。

NFT(Non-Fungible Token)は『世界に一つだけのデジタルデータ』というイメージです。

今までのデジタルデータはコピーすることができたので希少価値がありませんでしたが、NFTの技術によりデジタルデータに『唯一無二であること』を証明することができるようになりました。

これによって『世界に一つだけのデジタルデータ』が生まれ、デジタルデータ自体に価値を持たせることが可能になりました。

現在はNFTによってゲームやアートなどの著作権、所有権の証明が実用化されていています。

NFTの詐欺事例8選と対策方法

実際の詐欺事例とその対策について解説していきます。

①X(Twitter)で偽サイトへ誘導する

X(Twitter)で詐欺サイトへ誘導する手法です。

突然DM(ダイレクトメール)を送りつけ、URLをクリックさせてNFTや仮想通貨を盗みます。

また、プロジェクトの公式アカウントに似せた偽アカウントをつくり、そこにあるURLをクリックさせてNFTや仮想通貨を盗みます。

よく見るとIDが若干ちがいますが、フォロワー数も多く非常に手口が巧妙です。

対策方法

X(Twitter)の設定を変更して不明なアカウントからのDMを受け取らないようにしましょう。

手順は以下のとおりです。

これでほぼ詐欺アカウントからのDMを防ぐことができます。

その他にもX(Twitter)で『Metamask』と英語で投稿するとDMが送られてきたという情報もあるのでやめましょう。

②DiscordのDMで偽サイトへ誘導する

各プロジェクトのコミュニティツールとして使われるDiscordのDMで詐欺にあう事例もあります。

対策方法

Discordで以下の設定をしておきましょう。

画面左下の歯車マークをクリック

『プライバシー・安全』をクリック

2か所にチェックを入れる(『全てのダイレクトメッセージに対してフィルターをする』)

『サーバーにいるメンバーからのダイレクトメッセージを許可する』をオフにする

これでDMを受け取らない設定になりました。

プロジェクトの運営側はあなたにDMを送ることはありません。DMは全て詐欺だと思ってください。

③Discord管理者のなりすまし

Discordの管理者権限をハッキングしてなりすますという手法もあります。

公式のDiscordに詐欺サイトが掲載され、アクセスした人のNFTが盗まれることがあります。

有名な事例は2022年11月にキングコング西野さんのコミュニティ『CHIMNEY TOWN DAO』で管理者のなりすましが発生しました。

対策方法

上記の例の場合はよく見ると日本語が翻訳ツールで変換したママの感じがするので注意していればという感じもします。(ミント→鋳造となっている部分もあります)

ただ、公式Discordで案内が出た場合は気づくのは正直難しいですね…。

対策として、詐欺サイトでメタマスクを接続する際に以下を意識してください。

  • メタマスクのシークレットリカバリーフレーズを要求されたら詐欺
  • ウォレット接続前に『署名』をするときに出るメッセージ内容をしっかり確認する。

英語が苦手な場合はDeepL翻訳などのツールを使って確認するようにしてください。

④Google検索で偽サイトが表示される

NFTを購入しようとGoogleで検索した結果、上位に偽サイトが表示され詐欺にあうパターンもあります。

Google検索は広告料を払って検索上位に表示させることができるため、偽サイトが公式サイトより上位に表示されてしまうことがあります。

過去にはOpenSea(オープンシー)の偽サイトが確認されています。

対策方法

対策方法は『URLを確認する』、『公式アナウンスに貼られたURLを使う』です。

世界最大級のマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)や最も利用されているウォレットMetamask(メタマスク)のURLは利用時に必ず確認しましょう。

  • OpenSea(オープンシー):『https://opensea.io/』
  • Metamask(メタマスク):『https://metamask.io/』

面倒ですがアクセスする時は、正しいURLか確認するようにしましょう。

公式サイトにアクセスしたらブックマークして次回以降はブックマークからアクセスするのも良いです。

⑤OpenSea(オープンシー)で偽のコレクションが表示される

OpenSea(オープンシー)の中でも詐欺があります。

人気のコレクションの偽ページがつくられて価値のないコレクションが売られています。

ページの見た目がほとんど同じなので誤って購入してしまうことがあります。

デザインは同じでも著作データは本物とちがうので、価値はありません。

対策方法

対策は公式にアナウンスされたURLのリンクからアクセスすることです。

また、OpenSea(オープンシー)に直接アクセスした場合は上部にある検索窓から探さないことです。

アクセスしたページが公式か偽モノかは以下の項目をチェックしてください。

  • 『プロジェクト名』が間違っていないか
  • 『合計出来高』(total volume)が十分にあるか
  • 『出品中』(listed)が高すぎないか
  • 『所有者』(owners)が少なすぎないか

⑥スパムNFTをつかって資産を盗む

OpenSea(オープンシー)で上記のような得体の知れないNFTが送られてくることがあります。

編集長

実際にぼくのアドレスに入っていました。

これはスパムNFTといって資産を盗むために詐欺師が送っているものです。

むやみに触るとウォレットから資産が盗まれてしまいます。

対策方法

無視しましょう。

得体の知れないNFTは『触らない』のが一番です。

困っている人

でも自分のページに詐欺師のNFTがあるのはちょっと怖いです。

送られてきたNFTは『非表示』(Hidden)タブの中に入っているので、わざわざ確認しにいかないと見れない状態になっています。

放置していれば、OpenSeaが自動で削除してくれるのでさわらないでください。

コミュニティ管理者からも触らないように案内されています。

バーンアドレスに送ろうとするなど、変に触るとウォレットの中身が盗まれる可能性があるので完全無視しましょう!

⑦はじめから詐欺目的のプロジェクト(Rug Pull(ラグプル))

NFTプロジェクト自体が詐欺目的で作られることがあります。

こういった詐欺は『Rug Pull(ラグプル)』と言われ、投資家から資金をあつめた後そのまま持ち逃げする行為です。

ラグプルには『ハードラグ』と『ソフトラグ』の2種類があり以下のようになります。

  • ハードラグ:ある日突然プロジェクトの公式SNS、サイトが姿を消す。
  • ソフトラグ:プロジェクトの発信が徐々に減っていきプロジェクトの進捗が不明になる。

ハードラグが発覚するとNFTの投げ売りが始まるためフロア価格(NFTコレクションの最低価格)が大きく下がります。

ソフトラグは気づきにくく、その原因が初めから詐欺だったのか、運営困難によりやむを得ないものなのか判断ができません。

対策方法

以下の点に注意してください。

  • プロジェクトオーナーの素性はハッキリしているか
  • ロードマップ(計画書)はしっかりしたものが作られているか
  • 情報発信は活発に行われているか
  • 自己責任でしっかり調べる(DYOR(Do Your Own Research))

⑧フリーWiFi経由で資産を盗む

ホテルやカフェなどで利用できるフリーWiFiの中にはセキュリティが脆弱なものもあり、そこからウォレット情報が盗まれてしまう可能性があります。

対策方法

ウォレットを使用する時はフリーWiFiを使わないようにしましょう。

他にできる対策

詐欺にあわないようにするために、他にできる対策として以下があります。

  • Metamask(メタマスク)のアドレスを複数にわける
  • ハードウェアウォレットに保管する

説明すると、

Metamask(メタマスク)のアドレスを『通常の売買用』、大事なNFTを入れておく『保管用』に使い分けします。

こうすると通常用のウォレットが詐欺にあっても保管用のウォレットは無傷です。

また、インターネットから切り離して保管できる『ハードウェアウォレット』を利用するとより安全に保管できます。

1~2万円かかりますが、大事なNFTや仮想通貨の安全を優先したい場合は検討してみましょう。

詳しくは以下から確認できます。

Ledger Nano S Plus 暗号通貨ハードウェアウォレット

まとめ:詐欺の事例を把握し対策をしておこう

今回はNFT詐欺について事例と対策を解説してきました。

NFT詐欺(スキャム)対策
  • X(Twitter)のDM設定
  • DiscordのDM設定
  • シークレットリカバリーフレーズを教えない
  • 公式サイトであることを確認する
  • 偽コレクションから買わない
  • 得体のしれないNFTは無視
  • 詐欺目的のプロジェクトがあることを知る
  • フリーWiFiを使わない

これからNFTをはじめる方は解説した事例を把握し、上記の対策をおこないましょう。

事前に対策をしておくことで安心してNFTを購入することができます。

NFTに興味があって口座を持っていない方は、無料で登録できるのでNFTを買う権利だけでも確保しておきましょう!

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当サイトで使用する「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。

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この記事を書いた人

じゃがりのアバター じゃがり Jagarisu Blog(じゃがりすブログ)編集長

会社員ブロガー|メーカー → IT企業|経理|40代|NFTコレクター&情報発信

妻、息子2人と暮らしています。

※当サイトで使用する「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。

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